兵庫県にある「神戸北野異人館街」は、洋風の古い建物が並ぶオシャレなエリア。多くの人で賑わう三ノ宮駅周辺や中華街のある南京町から近いにも関わらず、全く雰囲気が異なります。
長く鎖国をしていた日本が、1868年に函館、長崎、横浜に次いで4番目の港として神戸港を開きました。その際、来日した外国人の居留地として用意されたのが、この北野界隈です。神戸大空襲や阪神・淡路大震災など一時は危機にもさらされましたが、大切に手入れされながら当時の様子を今に伝えています。
こちらはベンの洋館、洋館長屋、英国館などが並ぶ北野通り。路地の多い異人館街のメインストリートです。シャーロックホームズの世界観を再現した英国館はイギリス好きにはたまりません。17時を過ぎると、英国式パブ「KING of KINGS」もオープンします。
高台にあるうろこの家は、国の登録有形文化財に指定されています。1905年に建てられたもので、魚のうろこのような外壁が特徴的。庭にはギリシャ神話に登場するイノシシの像。鼻を触ると幸せになれると言われています。建物内はとてもゴージャスで、ステンドグラスの窓やシャンデリア、テーブルセットなどとても見ごたえがあります。