有名な武士を何人も排出している歴史ある町、高知県高知市。少し足を伸ばせば山や川、海もある風光明媚な土地で、美味しい海の幸もいただけます。
JR高知駅を降りるとまず出迎えてくれるのが、幕末の志士3人の銅像。左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎。それぞれ派閥を作り、より良い世の中になるよう奮闘した高知を代表する武士たちです。
12城しかない現存天守閣のひとつ、高知城。1603年に山内一豊によって築城され、1727年に火災により焼失。1749年に同じつくりに再建されたものが今なお残ります。戦闘のための仕掛けもたくさん設けられており、1階には敵を撃退する忍び返しあります。
高知の名物といえば、鰹(かつお)のタタキ。ウロコを削ぎ落としたら5枚におろし、表面だけをさっとあぶってから食べやすい大きさにスライス。薬味と一緒にいただきます。香ばしい外側と、トロトロな内側のハーモニーが絶妙な一品で、ごはんにも良く合います。市内の飲食店でいただけるほか、鮮魚店の集まるひろめ市場でもいただけます。
海を見るなら桂浜がおすすめ。JR高知駅から南へ、車やバスで約30分。弓なりの海岸と松林の調和が美しく、辺りは公園として整備されています。時折高い波が来るため、遊泳はできません。周囲には坂本龍馬記念館や、水族館などの見どころもあります。