愛媛県にある道後温泉は、日本で最も古い温泉と言われ、西暦720年に完成した日本初の歴史書「日本書紀」にも登場します。
道後温泉本館
道後温泉の湯を生かした近代的なホテルが立ち並ぶなか、人々が必ず足を止めるのは、1894年に完成した共同浴場「道後温泉本館」。夏目漱石の執筆した有名な小説「坊ちゃん」に出てきたり、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われています。
3階建ての1階が男女別の浴場。2階、3階は休憩できる広間です。入浴のみ、入浴+休憩などプランにより値段が異なります。ほかには無い古い趣ある風呂場や広間には、日本らしい風情が漂います。
道後商店街
道後温泉本館の目の前には、そぞろ歩きを楽しめる道後商店街があります。夜になると浴衣に下駄を履いた人々が各旅館からやってきて賑やかに。通り沿いには土産物店や和雑貨店、カフェなどが並びます。
道後温泉の名物はカラフルで可愛い「坊ちゃん団子」。夏目漱石の小説「坊ちゃん」のなかで、道後温泉で団子を食べる様子がでてきたことから、坊ちゃん団子と呼ばれるようになったそうです。
道後温泉本館から商店街を通り抜けると、反対側には大きなカラクリ時計があります。1994年に建てられたもので、午前8時から午後10時までの毎時0分になると小説「坊ちゃん」のキャラクター達が登場します。(土日祝日・3,4,8,11月の毎日、年末年始、ゴールデンウィークは30分おきに上映)