観光客が多く訪れる京都府東山区。いくつもの寺社仏閣や細い小路が続く、京都らしいエリアです。中でも代表格の「清水寺」は、平安時代から続く歴史ある寺社であり「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録されています。
「清水の舞台」で知られる本堂は国宝。釘を一本も使わず木材を組み上げて作られています。この舞台では、古くから能や狂言、雅楽などを奉納してきました。客席が無いのは、見る側が人ではなく観音様だからです。
清水寺の参拝を終えたら、東山界隈を散策してみましょう。京都らしい建物が並ぶ小路には、観光客を迎えるカフェや土産物屋が並びます。八坂の塔が見える二年坂(二寧坂)は、近年フォトジェニックスポットとして大人気。昼間は人が多いので、撮影するなら早朝がねらい目です。
清水寺から二年坂を通り北へ向かうと、朱塗りの建物が美しい「八坂神社」があります。
毎年7月1日から31日まで、一ヵ月にわたり行われる祇園祭で有名です。
八坂神社の奥には桜の名所として知られる円山(まるやま)公園。ソメイヨシノが咲き誇るなか一本の「祇園しだれ」がひときわ目をひきます。ライトアップも行われ、夜桜目当てに多くの人が集まります。