京都の混雑を避け、ゆったりと観光がしたい方には隣県の滋賀への旅行がお勧めです。滋賀県は「琵琶湖」で最もよく知られており、琵琶湖は県全体の6分の1を占めており、日本最大の湖でもあります。湖とその標高により、滋賀は京都よりも気温が2〜3度涼しくなります。そのため、夏には近隣県からの避暑地として人気のスポットです。。
そんな滋賀の4つの人気観光スポットをご紹介します。
彦根城
まずは彦根城。城の建設は1622年に最終的に完成するまで20年かかりました。彦根城は現在、火災や戦争で破壊されずに生き残っている日本で数少ない現存しているお城の1つです。春になると、1200本の桜が咲き誇り、丘の頂上にある城への参道から琵琶湖が見える庭園に至るまで、素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
彦根城へのアクセス：電車：京都駅からJR琵琶湖線彦根駅まで電車で50分、駅から城まで徒歩15分
営業時間：8:30-17:00（毎日営業）
ウェブサイト（滋賀県観光公式サイト）：https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/838/
比叡山・延暦寺
次の大きな観光地は、その上にある聖山比叡山と延暦寺です。比叡山は京都と滋賀の両県の県境にあります。比叡山にはケーブルカーで京都側と滋賀側の両方からアクセスできますが、滋賀県のノスタルジックな坂本ケーブルカーの窓からのみ、巨大な琵琶湖の印象的なパノラマの景色を眺めることができ、冬の間もこちら側のケーブルカーだけが運行しています。また、坂本ケーブルカーは日本最長のケーブルカーです。
延暦寺はユネスコ世界文化遺産に登録されています。天台宗の総本山であり、788年に最澄僧が創建したことから、日本仏教の起源と言われています。有力な僧侶たちがここで学び、その後宗派を築きました。最も強力な寺院の1つとして約3000もの寺院で構成されましたが、それらのほとんどは他の寺院との権力闘争で破壊されました。現在、150の寺院の建物が残っています。
延暦寺では、毎日行われている宗教行事の見学や、禅の瞑想に参加したり、自分で写経を作成したりするなど、さまざまなユニークな体験ができます。
延暦寺へのアクセス：
電車：京都駅からJR湖西線「比叡山坂本駅」まで電車で17分、そこから坂本ケーブルカーまで徒歩15分、ケーブルカーで11分、ケーブル延暦寺駅まで徒歩8分
開館時間：1月〜2月9：00〜16：30
3月〜11月8：30〜16：30
12月9:00-16:00
Website：https://www.hieizan.gr.jp/
近江八幡
近江八幡は、琵琶湖の東側にあるかつて商人の町として栄えた地です。近江八幡駅は彦根城と同じJR線上にあるため、併せて観光することができます。
近江八幡の町は人造の運河で湖につながっています。運河は、自動車や電車が発明される前から、すばやく簡単に移動できる手段として使われていました。運河と東京と京都を結ぶ中山道沿いの重要な位置のおかげで、近江八幡は貿易の中心地として栄えました。
今日では、運河クルーズに参加することが出来るので、運河沿いに立つ日本の商人がかつて住んでいた歴史的な建物を間近で見ることが出来ます。60分、80分、120分のツアーがあります。こちらに参加すれば、町や運河の歴史について学ぶことができます。ちなみに運河は、裕福な武士を片側に、一般市民を反対側に住むように分けられていました。建物の建築の違いをぜひ見つけてみてください。
近江八幡運河へのアクセス：
電車：京都駅からJR琵琶湖線で近江八幡駅まで電車で35分、そこから旧市街までタクシーまたはバスで10分
ウェブサイト（近江八幡文化観光部PDF）：https://www.city.omihachiman.lg.jp/material/files/group/102/VisitingOmihachiman.pdf
また、近江八幡の有名なバウムクーヘンのお店「ラコリーナ」の人口の丘も素晴らしいので是非訪れてみてください。
白髭(しらひげ)神社
最後に紹介するのは琵琶湖にたたずむ鳥居、白髭神社です。ここ数年、門の中に太陽が昇る美しい写真スポットとして人気を博しています。日中は、釣り船などが通る姿が見えます。「白ひげ」の名のとおり、長寿の神様が祀られている神社。人々はここに来て、長寿と結婚、子どもの祝福、幸運、商売繁盛、交通安全を祈ります。こちらの神社を訪れる際は、交通量の多い道路を横断する必要があるため、十分にご注意ください。
白髭神社へのアクセス：電車：京都駅からJR湖西線近江高島駅まで55分、タクシー5分またはバス12分
ウェブサイト（滋賀県観光公式サイト）：https://biwako-visitors.jp/spot/detail/306