佐渡金山とは?
江戸時代に最盛期を迎え、当時としては世界で一番の産出量を誇った新潟県佐渡島にある佐渡金山。日本最大の島である佐渡島にはその遺跡が残されており、国重要文化財、ユネスコ世界文化遺産候補ともなっています。
金や銀を採るために400kmにも及ぶ坑道が掘られ、深さは海面よりも低い800mにまで広がっています。現在ではそのうちの約300mが観光用として整備されており、当時の掘削作業の様子やトンネルの内部を知ることができます。
見学ルートは2種類
佐渡金山の見学ルートは2種類、「宗太夫坑(そうだゆうこう)」と「道遊坑(どうゆうこう)」があります。
「宗太夫坑」コース 見学所要時間30分
江戸初期の手掘り坑道跡を見学できます。見学ルートには当時の様子を再現した人形が設置されており、真夏でも気温約10°Cの中を歩いていきます。資料館を訪れたい方は「宗太夫坑」ルートを選択すると資料館を見学することができます。
「道遊坑」コース 見学所要時間40分
明治に入って近代化された坑道や鉱山設備を見学することができます。鉱物の運搬に使われたトロッコや佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」を見ることができたり、近代産業の遺産を知ることができます。
資料館には大判・小判や時価総額約6,000万円の純金の延棒も展示されています。この延棒は小さな穴が空いたアクリル板のケースに入っており、その穴からもし取り出せたら「特別な記念品」がもらえるというチャレンジを楽しむことができます。
また金箔貼り体験ができたり、近くの佐渡西三川ゴールドパークでは砂金採りの体験もできます。
天空の城ラピュタを彷彿させる「北沢浮遊選鉱場跡」
また、佐渡金山から車で7分ほどのところには金銀の抽出施設だった「北沢浮遊選鉱場跡」があります。ジブリの「天空の城 ラピュタ」を彷彿させるこの跡地も佐渡金山の見所です。