長崎県にある九十九島。佐世保湾から平戸まで約25キロの海域をさし、複雑に入り組んだリアス式海岸と、美しい自然を体感できるエリアです。島の数は実際には208あり、九十九とはたくさんという意味で使われています。有人島はわずか4つ、それ以外は無人島。1955年には西海国立公園に指定されました。
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九十九島の景観を楽しむなら、佐世保市の高台にある展望台「展海峰(てんかいほう)」へ。大小ある島々を見渡せるパノラマ展望台で、その下には春は菜の花、秋はコスモスが咲き誇ります。ほかの「弓張岳展望台」や「石岳展望台」もめぐれば、角度を変えて九十九島の景観を楽しめます。
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海を遠くまで見渡せる昼間もさることながら、夕方の時間帯もおすすめ。オレンジ色に沈む夕日と九十九島の島影が美しいコントラストを作り出し、ロマンチックな雰囲気に。
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九十九島パールシーリゾートから出発する遊覧船なら、間近で九十九島を堪能できます。白い船体が優雅な「パールクイーン」と、子供に人気な赤い「海賊遊覧船みらい」、小人数で楽しめるカヤックやヨットなどタイプも様々です。 小さな島と島の間を抜けて進む船内では、見どころを案内するアナウンスも。晴れた日にはデッキに上がり、風を感じながら遊覧できます。
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