岩手県平泉町にある「中尊寺」は天台宗の東北大本山です。2011年に世界遺産に登録され、国内外から多くの観光客が訪れ、とりわけ黄金に輝く仏像のある「金色堂」を目当てに訪れる方が多いです。
中尊寺の成り立ち
850年に僧侶の円仁が建てた弘台寿院から発展し、1105年に藤原清衡が建立しました。平泉文化の中心として栄えましたが、奥州藤原氏の滅亡と火災により金色堂と経蔵以外の全てを焼失しました。その後に再建されて現在に至ります。
中尊寺の見どころ
讚衡蔵(さんこうぞう)
讚衡蔵(さんこうぞう)には中尊寺に関する仏像や装飾品が解説文とともに展示されており、奥州藤原氏がどのように発展し、その発展にどのようにして仏教が関わっていったのか、なぜ金色堂を作ったのかを知ることが出来ます。
金色堂
讚衡蔵を抜けると、その先にいよいよ金色堂があります。金色堂は新覆堂(しんおおいどう)というお堂で覆われており、雨風によって侵食しないように守られています。
金色堂は、お堂だけではなく装飾や仏像までも全て黄金で作られています。 何百年もの間変化しない黄金色に輝くその姿を、是非自分の目で確かめてみてください。(撮影禁止のため写真は撮れません)
仏教の寺院であり、静寂と神秘的な雰囲気が漂う中尊寺。長い歴史を持つその寺院が放つ特別な雰囲気は、心が洗われるような体験になることでしょう。